「MOTとは、本当はなんなのか?」
技術経営修士を修了、大学院を卒業したその日からずっと、かれこれ4年以上は悩み続けている言葉です。そもそも私が社会人生活を送り、多忙にも関わらず大学院MOTを専攻したのは「MBAとは違う、技術系企業での概念」というキャッチコピーからでした。ステレオタイプ的な物言いですが「MBAは短期的利益の追求だが、技術系ではそのような発想では通用しない」のだと。
いろいろな業際、業種を事例で取り上げ、仲間との多くのディスカッション、教員からの指導やアドバイスを集中して行いましたが、在学2年間では納得いく解まで辿り着けませんでした。
いまだ同期の仲間とともに、何かにつけMOTに関してはよく話し合います。しかしまだ明確な解は出せていません。ただ、継続だからこその成果でしょうか、仲間とのコミュニケーションから「MOT」の本質がようやく見え始めてきた気がします。あと少しで、「MOT」を真に説明できるような気がします。それは学者感の概念ではなく、過去から現在、そしてとくに未来を切り開いていかなくてはならない社会人ならでは感覚概念が散りばめられています。
そしてそれは”旧来の「経営」”という概念では説明できない部分もあると考えています。ですので私たちは”通常のMOT(技術経営)”を超えた概念を表したいという想いから、あえて会の名称に「新技術経営」を充てることとしました。
同期友人らとのコミュニケーションから出発した取り組みですが、これを仲間内で終わらせず、広く仲間を募って知見をもつ多くの人達とのソーシャル的活動を行えたら、と考えました。
そして、さらに新技術経営論を深堀り出来たら。
そして、それを世界中の技術系企業や関係者らに広められたら。
そんな想いから当会を設立いたしました。
御自身のお考えで構いません。MOT論をさらに進化・新化・深化させたいと思う方々を対象とした会員制度で、いろいろな方の知見を集約・集積できるSocialの場にしたいと思っています。
また、積極的な情報もしていきたいと考えています。
興味ある方は、どうぞ気楽にお声掛けして頂き、御自身の発想とペースとでご参加頂ければと幸甚です。
どうぞ宜しくお願い致します。
代表理事 佐藤貴士